
合同会社 氣月
代表
瀬戸川 和慈
昭和52年 (皇紀2637年) 生まれ
神奈川県伊勢原市出身
僕は大学卒業後、自動車関連のシステム開発会社にシステムエンジニアとして就職しました。
それから22年間、国内外自動車メーカーの部品表システム開発・運用というニッチな領域で第一線を走ってきました。
仕事を通じて、自動車製造の「仕組み」の重要性を痛感するとともに、「仕組みが分かるって面白い!」と、仕事にのめり込んでいきました。
あるとき、海外出張の機会に恵まれ、フランスや中国で仕事をした際のこと。
「天皇ってどういう人なの?」
「南京事件についてどう思ってるの?」
取引先との会食中に質問されましたが、答えに詰まってしまいました。
天皇や日本の歴史について、自分が何も説明できないことに気づいたのです。
他の国の人たちは、自国について当たり前に知っているのに、僕はまともに答えることすらできなかった。
三国志や戦国時代が好きで、歴史マニアだと自負していたのに——
あまりに恥ずかしく、苦さを噛み締めた出来事でした。
帰国後、その悔しさから本を読み漁り、答えられなかった質問の答えを探すうちにあることに気づきました。
「あれ? 自分が学校で学んだ歴史と違う…?」
学校で習った歴史と、世の中にある歴史認識がまったく違ったのです。
そのことを当時の妻(前妻)に話すと、
「実際に見たわけじゃないのに、歴史の真実なんてわかるわけないじゃん」
と一蹴されました。
当たり前に受け入れられる話ではないことを知り、僕は得た知識を心に留めておくことにしました。
そうして封印すること10年。
ある日、YouTubeで自分と同じような歴史認識について発信している人たちがいると知りました。
「自分だけじゃない…!」
感動冷めやらぬうちに、直感でその人たちの輪に飛び込みました。
彼らと意見を交わすうち、海外での苦い経験の原因が、自分の受けた教育にあることに気づきました。
日本の教育には、根深い問題がある——
これを変える必要がある、と。
しかし、教育は国の枠組みの中にあり、政治を変えない限り簡単には改革できません。
これからの時代は更に激動になるでしょう。
そのさなか、何年かかるか分からない教育改革を待っていたら、次世代に伝えるべき知識が失われてしまう——。
そこで、僕は考えました。
「今できることを、自分から始めよう」
客観的に歴史を知ること。
先人たちの知恵を学ぶこと。
そこに込められた想いを受け止め、
次世代へ繋ぐこと。
それこそが教育であり、今の日本に足りていないものだと思います。
今、地球上で起きていること、日本で起きていることは、突然降ってわいたものではありません。
長い歴史の流れの中で、必然的に起きていることであり、すべてには仕組みがあるのです。
世界の歴史と仕組みを知れば、あなたの生きる世界は確実に変わります。
人生の視座が変わるからです。
僕がそうだったように。
正直、人前で話すことは得意ではありませんでした。
シャイで、あがり症。
緊張してどもってしまうし、台本を作っても途中で何を話すか忘れて、頭が真っ白になることもある。
話しているときの心拍数は、運動しているのと同じくらいです(笑)。
それでも、今、あなたに伝えたいことがあります。
これからの時代を担っていくあなたが、
「日本に生まれてよかった」
「年を取るのが楽しみだな」
そう思いながら、明日を生きていけるように。
僕は、これまで続けてきたSE業の傍ら、教育関連事業を展開しています。
僕は「不言実行」が何よりも気に食わないタイプです。
教育は学んだことを人生に落とし込んでこそ。
教育が大事というのなら、まずは自分自身の生き方を通じて、「こんな生き方もあるんだ」と思ってもらえるような人生を生きたい。
その気持ちから、令和7年、住み慣れた神奈川を離れ、震災後に訪れて一目惚れした能登半島へ移住しました。
仕事も脱サラして、弊社を創業しました。
今は、現妻と猫2匹とともに能登での暮らしを楽しみながら、これまでの仕事と、町会等の地域を守る活動とに励みながら活動しています。
ここまで読んでくださった、ご縁あるあなたにお会いできるのを楽しみにしております。